アマゾン、キンドル群を大幅刷新 〜 歳末商戦期に向けアイパッドに対抗

 アマゾン(Amazon)は17日、電子書籍端末とタブレット製品の新型および更新版の計6機種を発表し、新型が10月に発表されるアイパッド(iPad)への対抗路線をあらためて明示した。

 ロイター通信によると、アマゾンが今回発表した新型または更新版のうち、最大の目玉は、電子書籍端末の最高位機種と位置づけられる199ドルのキンドル・ヴォイェージ(Kindle Voyage)だ。また、HD(高精細)タブレットとして先進国市場ではもっとも安い99ドルのキンドル・ファイヤーHDの(Kindle Fire HD)も注目されている。

 キンドル・ファイヤーHDには、6インチ型の下位機種と、149ドルからの高位機種があり、従来の7インチ型が8.9インチに拡大された。最高位機種は64GBのファイヤーHDX8.9で、価格は479ドル。

 そのほか、指触操作型の電子書籍端末下位機種キンドルは性能や仕様が向上されて、従来価格より15%高い79ドルとなる。

 新型のキンドル製品群は10月から出荷される。一方のアップルは、アイパッドの新型機種を10月に発表する計画。年間販売台数の数十パーセントを占める歳末商戦期(11月第3週から12月最終週)に向けて、タブレット製造各社の攻勢が激化し始めた格好と言える。

 キンドル製品群の大幅刷新は、オンライン小売業やコンテント販売というアマゾンの中核事業を補完する道具として位置づける同社のジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)の戦略をあらためて強調するものと言える。

 アマゾンの幹部は、今回発表した新製品について、79ドルのキンドルが非常に重要な位置づけとなる、と説明。中国や日本、ドイツといった電子書籍端末市場が拡大基調に乗りつつある国でどれだけの購入者を引きつけるのか、同機種がその可能性を占うことになる、とアマゾンの幹部は話した。

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