ビジオ、サムスン製の半額以下で4Kテレビを発表 〜 設計変更で部品を激減

 平面テレビ製造大手のビジオ(Vizio)は23日、低価格の超高精細(4KまたはウルトラHD)テレビを発表し、関心を集めている。

 同社の4Kテレビ製品「Pシリーズ」は、50インチ型が999ドル、70インチ型でも2499ドルで、主要メーカーによる4Kテレビとしては圧倒的な低価格を実現した。

 ヴァージ誌によると、同社は、Pシリーズの発表パーティーを23日夜にニューヨーク市内で開き、50インチ型が2199ドルのサムスン製8500シリーズと画質を比較し、「価格だけでなく画質でも競争に勝った」と同社のマット・マクレー最高技術責任者が会場を盛り上げた。

 マクレー氏によると、サムスン製の半額以下を可能にした主因は、背光設計を完全に変更することで部品を40%削減できたことだ。それによって生産コストを劇的に引き下げることが可能となった。

 ビジオはまた、独自の6コア・チップを開発したことでコストをさらに削減できた、と同氏は説明。

 4Kテレビはまだ、一般的消費者が気軽に買える価格ではないが、マクレー氏は、あと1〜2年のうちに価格がさらに下がり、テレビ市場の主流になると予想され、その過程でビジオのPシリーズが競合製品に先行できる、と期待する。

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