レッドブル愛飲者に還付金〜誇大広告めぐる訴訟の和解条件
- 2014年10月15日
- アメリカ発ニュース
豪飲料メーカーのレッドブルは、誇大広告の訴えをめぐる原告との和解を受け、過去12年間に同社の清涼飲料「レッドブル」を1度でも購入した人に対し、レッドブル2本(15ドル相当)を無償提供するか、現金10ドルを還付すると発表した。
ボストン・グローブによると、ニューヨーク州在住のベンジャミン・カレアザーズ氏は2002年からレッドブルを飲み始めたが、宣伝でうたわれている集中力や反応速度の向上といったエネルギー関連の効果が全く表れず、「レッドブルはあなたに翼を与える(Red Bull Gives You Wings.)」のスローガンは誇大広告と主張して同社を訴えた。
レッドブル側は、飲料業界誌ベブネット(Bevnet)に送付した声明で、カレアザーズ氏の主張の正当性は否定したものの、裁判が長期化すればブランドに傷が付くとの判断から和解による迅速な決着を選択したと説明した。
対象となる購入期間は、02年1月1日から14年10月3日まで。購入の証明は必要ないが、レッドブルが義務付けられる支払いは総額1300万ドルと定められたため、請求者が増えればそれだけ受け取り額も低くなるという。
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