連合の春闘方針 「分水嶺」と強気姿勢 企業に慎重論、攻防幕開け

 【共同】連合は17日、2年連続となる来春闘でのベースアップ(ベア)要求を決めた。「生活を守る分水嶺」と位置付け、今春闘を上回る高水準を掲げる強気の姿勢で臨むが、円安などの影響で業績のばらつく経済界は早くも慎重姿勢を強めている。企業の一斉回答が始まる来春に向け、攻防が幕を開けた。

 「きちんと賃金水準を上げたい。よい経済循環をつくれるかどうかの分水嶺だ」。17日、連合の古賀伸明会長は来春闘の意義をそう説明し、さらなる賃上げがないと生活を守れないとの危機感を強調してみせた。

 今春闘で連合は「月例賃金(月給)の引き上げにこだわる」と宣言。大手を中心にベア回答を引き出した。ただ、4月には消費税増税で物価が大幅に上がることを見越し、「来春闘のベア要求は既定路線だった」と幹部。今春闘をどれだけ上回る水準にするかが議論の中心だった。

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