ペプコ、ランディス+ギアの分析技術を導入 〜 モデル化にもとづく予測分析

 ワシントンDC地域に電力を供給するペプコ(Pepco)は、ランディス+ギア(Landis+Gyr)子会社グリディアント(GRIDiant)の送電網分析ソリューションを大規模に導入する。

 東芝傘下のランディス+ギアが買収したグリディアントは、2000年に設立された新興企業だ。

 通常、電力会社は送電網の最後の1マイルと呼ばれる末端の低圧部分について、十分な可視性を持っていない。その部分にスマート・メーターといった装置を導入して監視するのは高価という難点がある。グリディアントのソフトウェアは、その部分の電力の流れをモデル化して予測することができる。

 住宅用ソーラー・パネルや電気自動車、蓄電設備といった市場の成長を受けて、配電網の状況を正確に把握することは重要性が高まっている。

 グリーンテック・メディアによると、ペプコ・ホールディングズは、傘下の3社の公益会社であるペプコ、デルマルバ・パワー(Delmarva Power)、アトランティック・シティ・エレクトリック(Atlantic City Electric)にランディス+ギアのグリッド分析ソリューションを導入する計画だ。

 ペプコは2014年1月からグリディアントの「グリッドプラン・リライアビリティー(GRIDplan Reliability)」プラットフォームを試験してきたことから、きわめて短期に大規模導入に踏み切ったことになる。

 ペプコの発表資料によると、同プロジェクトでは「視覚化、プランニング、リアルタイム分析を目的とした6種類の分析アプリケーション」が導入される。停電管理、電圧最適化、資産管理、売上高予測、ロード・プランニング、需要反応管理をはじめとするグリディアントのモデル化機能が含まれる。

 送電網の大規模データ(Big Data)分析技術を手がける企業の多くは、そういった用途での活用意義を訴えている。オラクルやIBM、アイトロン、シルバー・スプリング・ネットワークス、シースリー・エネルギーはすべて、この種の技術を開発している。

 米国ランディス+ギアのプラサナ・ベンカテサン上席副社長は、ペプコの今回の発表について、北米の電力会社による「モデル分析プラットフォームの初の全社的な導入事例だ」と述べた。

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