787、グリーン・ディーゼルで初の試験飛行

 航空機大手ボーイングは、持続可能なジェット燃料「グリーン・ディーゼル」を活用した初の試験飛行を実施した。

 シカゴ・トリビューンによると、ボーイングは2日、これまで業界に「大きな進展」をもたらすと強調してきたグリーン・ディーゼル15%、石油系85%の混合燃料で787「ドリームライナー」を飛ばした。

 航空機部門で環境戦略を指揮するジュリー・フェルガー取締役はグリーン・ディーゼルについて、「持続可能な航空用バイオ燃料が顧客にとってより使いやすく安くなる機会を提供する」と語った。

 バイオディーゼルとは化学的に異なるグリーン・ディーゼルは、植物油や使用済み食用油、動物油脂から作られる。他の代替燃料と違って比較的大規模な生産が行われているほか、1ガロン当たり約3ドルの卸売り価格も、現行の連邦補助金を含めるとジェット燃料「Jet-A」の水準に近い。炭素排出量は化石燃料の半分であることに加え、航空会社や貨物輸送、軍などが航空機やトラックに同じ混合比の燃料を使える利点もある。

 グリーン・ディーゼルの商業利用には政府の認可が必要だが、フェルガー氏によると承認された場合、航空エンジンに修正を加えることなく50%まで既存のジェット燃料と混合できるという。

 民間航空と米軍は、年間計200億ガロンのジェット燃料を消費する。ルイジアナ州の2工場をはじめ、世界のグリーン・ディーゼル工場の生産能力は8億ガロンにとどまるが、他の代替燃料より先行している。ボーイングによると、世界のジェット燃料需要の最高1%をグリーン・ディーゼルで賄うことができる。

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