DNAのメダルに475万7000ドル ノーベル賞受賞者が競売

 【共同】分子生物学者ジェームズ・ワトソン博士(86)が1962年、DNAの二重らせん構造の発見で受賞したノーベル医学生理学賞のメダルが4日、ニューヨークのクリスティーズで競売に掛けられ、475万7000ドル(約5億7000万円)で落札された。存命のノーベル賞受賞者のメダルが競売されたのは史上初めてとみられる。

 クリスティーズによるとメダルは23カラットの金製で直径66ミリ。金の重さとしての価値は2万〜3万ドルという。ワトソン博士は競売の理由について、自らが学んだシカゴ大、インディアナ大などへの寄付が目的だと述べている。

 ワトソン博士が共同受賞したフランシス・クリック、モーリス・ウィルキンス両博士はともに2004年に死去。クリック博士のメダルは昨年の競売で、中国系米国人のバイオ企業経営者が227万ドルで落札した。

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