マクドナルドの客離れ加速〜米売上高は13カ月連続減少

 ハンバーガー大手マクドナルドの人気が下がり続けている。

 ワシントン・ポストによると、国内では11月の既存店売上高が前年同月比で約5%減少し、13カ月連続の落ち込みとなった。同社は客がなぜマクドナルドに来るのかを的確に把握していないようで、これまでの戦略もあまり効果を挙げていない。

 マクドナルドは、ダラー・メニューなどの安い商品を強化する一方で、より健康的または良質、従って高価なメニューも売り込んでおり、フォーチュン誌はこの手法を「バーベル戦略」と呼んでいる。

 問題は高価なメニューが高くなりすぎたことにあり、看板商品「ビッグ・マック」の価格は現在約5ドルと、2002年の約2倍に達している。ここまで来ると大衆レストラン・チェーン並みで、パネラ・ブレッドやチポトレといったファスト・カジュアルと呼ばれるレストラン部門や、シェイク・シャックやファイブ・ガイズといったデザイナー・バーガー店にも近く、客離れを引き起こしている。実際、より質の高い材料を使って少し高い料金を取っているチポトレには客が多く集まっている。

 こうした傾向は連邦準備制度理事会(FRB)の景況報告(ベージュブック)でも指摘されており、「レストランの売り上げは迅速なサービスを提供する市場を中心に増加中で、客はハンバーカーから離れ、チキン、ピザ、メキシコ料理に向かっている」と報告されている。

 マクドナルドの問題は、「5ドルあればより高いほかのバーガー店にも行けるが、客はビッグ・マックを買うだろう」という甘い読みだけではなく、12年末に始めた「ダラー・メニュー&モア」など安さを強調する販促戦略もあまり成功していない。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 植民地から合衆国建国へ 18世紀半ば、現在のアメリカ東海岸にはイギリスの支配下にある...
  2. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  3. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  4. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  5. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  6. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  7.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  8. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
ページ上部へ戻る