STAPなし「確実」 ES細胞混入と断定

 【共同】STAP論文の疑問点を調べた理化学研究所の調査委員会は26日、東京都内で記者会見し報告書を公表した。桂勲委員長(国立遺伝学研究所所長)は、STAP細胞は既存の万能細胞である胚性幹細胞(ES細胞)が混入したものだと「ほぼ断定できる」との見方を示し、「STAP細胞がなかったことはほぼ確実だ」と述べた。

 小保方晴子氏(31)を含む関係者全員が混入させたことを否定、経緯は謎のままだが、理研はこれ以上の調査をせず幕引きを図る。全容解明には至らなかった。検証実験で小保方氏はSTAP細胞を作製できなかったが、報告書は、細胞は最初から存在しなかったとの見方を裏付けた。

 報告書によると、小保方氏の研究室に残された細胞は、共著者の若山照彦氏(現・山梨大教授)の研究室で作ったES細胞と比べると、特徴的な塩基配列が99%以上一致した。万能性の証拠とされた緑に光るマウスはES細胞から作られた可能性が非常に高く、STAP細胞から作ったとされるSTAP幹細胞はES細胞に由来すると断定した。

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