予選へ「完璧な準備する」 ハリル監督、隙ない強化へ

 【共同】サッカー日本代表のハリルホジッチ監督が15日、東京都内で合同インタビューに応じ、6月16日に初戦がある2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選に向け「完璧な準備をする。偶然が起きないようにしなければ」と話し、隙のないチームづくりを強調した。

 日本は格下のシリア、アフガニスタン、シンガポール、カンボジアと同じE組だが「弱いチームはない」と油断を戒めた。「全ての試合で違うやり方を用意する。1チームにつき5、6試合は映像を見たい」と万全の対策を練る考えを示した。

 強化では、自信や野心を植え付ける精神面のアプローチに加え、プレー面では球際の激しさや相手の背後を突く動き、セットプレーの精度などを課題に挙げた。FKのキッカーについては「本田(ACミラン)が昔は決めていたのは知っている。本田が蹴るのか、それ以外になるかは分からない」と話した。18日からの欧州視察は最初にミラノに行く予定で、欧州でプレーする選手個々と話し合う意向という。

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