GMの純利益7倍に リコール一服でV字回復 

 【共同】自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)が23日発表した2015年1~3月期決算は、純利益が前年同期の約7.6倍の9億4500万ドル(約1130億円)となった。乗用車の欠陥放置を契機にした大量リコール(無料の回収・修理)が一服し、リコール費用計上で落ち込んだ前年同期からの反動でV字回復した。

 売上高は5%減の357億1200万ドルとなり、欧州と南米での不振が足を引っ張った。欧州の販売台数は13%減の29万2000台、南米も15%減の17万9000台。地盤の米国は5%増の68万4000台となり、景気回復とガソリン安が寄与した。

 利益面では、米国で利幅が大きい大型車の販売が好調だったのも増益に貢献した。一方、販売不振に陥っているロシアでの工場閉鎖などの合理化策に伴う費用計上や、南米事業の赤字拡大が押し下げ要因となった。

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