電子たばこに発がん性物質 ニコチン検出の溶液も
- 2015年5月21日
- 日本発ニュース
【共同】香りや味の成分を添加した溶液を電気式の吸引器で加熱して蒸気を吸う電子たばこに関し、厚生労働省の研究班は21日、国内で流通する9銘柄中4銘柄で、蒸気から高濃度の発がん性物質ホルムアルデヒドが検出されたとの調査結果を発表した。また一部の溶液からは、国内販売では認められていないニコチンが検出されたという。
報告を受けた厚労省の専門委員会は「健康への影響が否定できない」として、引き続き影響を調べる方針を確認。厚労省などは今後、規制の必要性や対策を検討する。
電子たばこは、VAPE(ベープ)などとも呼ばれ、スティック型やパイプ型などが流通。国内ではニコチンを含むものは医薬品医療機器法(旧薬事法)の規制対象となり、販売が認められていない。
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