TPP「不満が沸点に」 JAなど緊急集会

 【共同】全国農業協同組合中央会(JA全中)など5団体は27日、ハワイ州マウイ島で環太平洋連携協定(TPP)の閣僚会合が始まるのを前に、コメなどの農産物重要5項目の保護を政府にあらためて求める緊急集会を東京都内で開いた。

 全国から約1500人の農業関係者らが参加した。JAグループの政治運動を担う全国農業者農政運動組織連盟の加倉井豊邦会長が、代表者としてあいさつしTPP交渉に関し「私たちの生活に深く関わるのに(内容が)開示されない。私たちの不満と不安は沸点に達している」と述べ、政府をけん制した。

 政府代表として集会に参加したTPP対策本部の渋谷和久内閣審議官は「(農産物の重要品目を保護するとした)国会決議をいっときも忘れたことはない」と強調した。

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