ホンダ、3D印刷で「パイロット」の開発期間短縮

 自動車メーカーが車両開発期間の短縮化を進める中で、ホンダは3D印刷を活用して2016年型「パイロット」の投入を前倒しした。

 オートモーティブ・ニュースによると、ホンダはパイロットの設計プロセスにおいて、従来のような手作りのプロトタイプに代わりコンピュータ主導プロセスを採用した。

 ホンダ・マニファクチャリング・オブ・アラバマ(HMA)のジェフ・トムコ社長は新アプローチについて、約3年に及んだ全工程から「数カ月」の削減につながったと説明。「バーチャルな製造プロセスを編み出したことで、実際に組み立てる前に修正を施すことができた」と述べた。

 ホンダは3D印刷を通じ、中央コンソールの新設計を迅速に試験できた。さらには、困難な製造工程の簡便化を進める中で、スタッフがステアリング・コラムを持ち上げて装着するのを助ける新ツールを印刷した。トムコ氏によると、このおかげで実際にリフトを製造する時間とコストが省かれた。

 ホンダはこのほか、16年に発売される改良版ピックアップ「リッジライン」にもプロトタイプを省いた開発プロセスを導入している。

 このほか、フォードやGMも部品設計にバーチャルな技術を取り入れている。

一方、トヨタ自動車は過去10年、プロトタイプ制作の廃止を含む開発期間の短縮化で販売台数の拡大を進める一方、車両の急加速など製品の欠陥問題を招いた。トヨタはこのため、開発期間の延長や手作りのプロトタイプを復活させた。

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