AT&Tファウンドリー、IoT型車いすを開発 〜 ペルモビールとの共同事業で
- 2015年9月14日
- ハイテク情報
AT&Tと電動車いすメーカーのペルモビール(Permobil、スウェーデン拠点)は11日、無線接続する電動車いすを発表した。
AT&Tには、革新的技術の開発に特化するAT&Tファウンドリー(AT&T Foundry)という共同研究部門がある。無線接続する車いすは、AT&Tファウンドリーやほかの参加企業が温めていた概念から発達した開発事業の一つで、今回、実用化が実現し、ペルモビールとの協業によって開発された。
コンピュータワールドによると、無線接続車いすは、無線位置情報技術が搭載され、利用者の正確な位置を家族や友人、医療関係者らが追跡でき、有事に迅速に対応できるようにする。
そのほか、座席に検知器群が組み込まれているため、利用者の態勢を推測して異常の発生を察知できると同時に、電池残量も遠隔から追跡できる。
AT&Tファウンドリーには、AT&T以外にエリクソン(Ericsson)やアルカテル・ルーセント(Alcatel Lucent)、シスコ(Cisco)、インテル(Intel)、マイクロソフト(Microsoft)が出資しており、1億ドルの基金で立ち上がった。
AT&Tファウンドリーは2011年以来、200件を超える開発案に取り組み、数十の新製品や新サービスを市場投入している。
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