米国漂着の鳥居が“帰郷” 震災津波で青森から流失

 【共同】東日本大震災の津波で青森県八戸市の神社から流失、2年後に米国に漂着した二つの鳥居の一部が横浜港に12日に到着し、横浜税関は18日、輸入に伴う検査を公開した。輸入手続きを代行した業者などによると、25~29日に横浜市の商業施設で展示された後、10月上旬に神社に戻され、修復される。

 青森県神社庁などによると、二つの鳥居は八戸市の大久喜漁港にある厳嶋神社に、大漁や家内安全を祈願して住民が奉納。鳥居の最上部で横に渡される「笠木」がそれぞれ津波で流失した。

 横幅4.2~4.7メートル、重さ170~240キロの木製で、赤と黒の塗装が所々剝がれていた。税関職員は手袋をして長さを測り、写真を撮影。うち一つの笠木に「奉納」と書かれた木の札が組み込めるかも確かめた。

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