成立「事後説明」に非難 与党議員、連休奔走

 【共同】激しい攻防の末、安全保障関連法が成立した直後の大型連休。与党議員の多くは地元に戻り、あらためて法の必要性について説明に回っている。深まらなかった国会の議論に国民の反発は強く、議員に「まだ説明不足だ」とストレートな不満をぶつける有権者も。採決強行後の事後説明に向けられる視線は冷ややかだ。

 「説明も議論の時間も足りていない」。衆院石川1区の馳浩氏(自民)が19日に地元の金沢市で開いた国政報告会で、出席者から声が上がった。

 安保法を解説するリーフレットを配り「国の安全を守るための法律」と強調する馳氏に、参加者の大半はうなずきながら聞き入ったが、時折「もっと具体的に」と注文も飛んだ。参加した主婦市井早苗さん(37)は「事前に私たちの意見を聞いてほしかった。人の命に関わる法律なのに、民意を無視するのは納得がいかない」と漏らした。

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