沖縄県に理解要請へ 日米環境協定で政府

 【共同】政府は25日、日米両国が在日米軍基地の環境調査に関する新たな協定に署名する見通しが立ったことを受け、基地負担への不満が強い沖縄県に新協定がもたらす効果を説明し、理解と協力を求める構えだ。署名は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に向けた環境整備の一環で、沖縄側の反応が今後の焦点となる。

 新協定は、返還を控えた施設を対象とした日本側関係者の立ち入り調査を認めるとの内容。政府は「環境汚染の有無が返還前に確認できれば、返還後の円滑な跡地利用が期待できる」(政府関係者)とアピールし、説得に努めるとみられる。

 普天間返還後の跡地利用については、返還への期待感が地元で高まるほど、辺野古移設が進めやすくなると政府はみている。県との協議を通じて返還の利点を示し、地元世論の支持獲得を狙う。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  2. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  3. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  4. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
  5. 私たちは習慣や文化の違いから思わぬトラブルに巻き込まれることがあり、当事務所も多種多様なお...
  6. カナダの大西洋側、ニューファンドランド島の北端に位置するランス·オー·メドー国定史跡は、ヴァイキン...
  7. 2023年12月8日

    アドベンチャー
    山の中の野花 今、私たちは歴史上経験したことのないチャレンジに遭遇している。一つは地球温暖化...
  8. 2023年12月6日

    再度、留学のススメ
    名古屋駅でホストファミリーと涙の別れ(写真提供:名古屋市) 以前に、たとえ短期であっても海外...
ページ上部へ戻る