ステアリング戦略で好対照〜ジェイテクトと日本精工

 ステアリング・サプライヤーの世界大手であるジェイテクト(JTEKT)と日本精工(NSK)は、自動運転車の将来にとっての「ステア・バイ・ワイヤ」の重要性をめぐり好対照な見方を示している。

 オートモーティブ・ニュースによると、トヨタ系列のジェイテクトは、ステアリングの操舵角に応じてタイヤの切れ角をモータで制御するステア・バイ・ワイヤが自動運転車にとって必要不可欠との立場だ。一方の日本精工は、ステア・バイ・ワイヤにはコストの問題があるとして、電動パワーステアリングを活用したシステムを追求している。

 ステア・バイ・ワイヤの支持者は、既に実用化されている「ブレーキ・バイ・ワイヤ」や「スロットル・バイ・ワイヤ」からの自然な進化とみなしている。ステアリング・コラムが不要になればコストの削減に加え、デザインの柔軟性や舵取りの正確性の改善につながるとの期待がある。

 ステアリング世界1位のジェイテクト、安形哲夫社長は、将来の車両設計に「不可欠な」ステア・バイ・ワイヤの開発に着手していることを明らかにした。

 これに対して、ステアリング製造3位の日本精工は電動パワーステアリング技術をベースに、センサーやソフトウェア制御式操舵支援機能を採用した「ロボステアリング(Robo-steering)」を開発している。

 日本精工の内山俊弘社長は、ステア・バイ・ワイヤより「電動式機械システムのほうが確実で、より良い舵取り感覚が得られる」と語った。

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