アーバン・アウトフィッターズ(Urban Outfitters)やアンダー・アーマー(Under Armour)といった小売チェーン大手らは、チャージットスポット(ChargeItSpot)という携帯端末用充電器を店内に設置することで、来店者らを店内に引きとめる試みを進めている。
ビジネス・インサイダー誌によると、来店客らは自分のスマートフォンをチャージットスポットで無料充電でき、小売店側は、充電が終わるまで消費者を店内にとどまらせることで、オンライン小売業者に対抗する。
上述の小売チェーンのほか、高級百貨店のニーマン・マーカス(Neiman Marcus)やブルーミングデールズ(Bloomingdale’s)、バーグドルフ・グッドマン(Bergdorf Goodman)、ホール・フーズ(Whole Foods)でもチャージットスポットを店内に設置している。
1台のチャージットスポットには8つの小箱がついており、それぞれの小箱には錠があるため、利用者は端末を小箱に入れて施錠すれば、その場を離れて買い物を続けられる。
消費者は、チャージットスポットに電話番号を入力し、セキュリティー・イメージと空き小箱を選び、スマートフォンを入れて充電コードに差し込めばだれでも利用できる。
チャージットスポットの店内設置に参加した小売チェーンらは、充電中の待ち時間に買い物する消費者の割合が54%に達し、それが販売増につながっている、と報告している。
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