警官、カメラで職務記録 米黒人差別、改革案発表

 白人警官による2014年の黒人青年射殺の後、組織的な黒人差別体質が明らかになった中西部ミズーリ州ファーガソン市は27日、市警の組織改革案を連邦司法省と共にまとめたと発表した。職務執行を記録するカメラを警官らに装着させることが柱。AP通信が報じた。

 改革案はパトロールをする警官らの制服に事故や事件現場の様子を記録する小型カメラとマイクを取り付け、人種的な偏見をなくすための年1回の研修を実施することを盛り込んでいる。市議会の承認を経て正式に採用される。

 司法省は昨年3月、ファーガソン市警で黒人差別の捜査が組織的に定着していたとの報告書をまとめていた。事件では射殺した警官が不起訴となり、全米各地で暴動や抗議行動が起きた。

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