2強、指名獲得へ躍進 トランプ、クリントン氏 ともに7勝、独走状態

 大統領選に向けた民主、共和両党の予備選や党員集会が集中した1日の「スーパーチューズデー」で、共和党は政治経験のない実業家トランプ氏(69)、民主党は初の女性大統領を目指すクリントン前国務長官(68)が党候補の指名獲得へ大きく近づいた。ともに独走態勢に入りつつあり、11月の本選は両氏の対決となる可能性が高まった。

 両党はそれぞれ11州で候補者選びを実施。トランプ、クリントン両氏はともに7勝を挙げた。トランプ氏は南部ジョージア州、東部マサチューセッツ州などを押さえ、全米規模で幅広く支持されている本格候補であることを実証した。有権者が抱く強烈な政治不信が、トランプ氏を押し上げた。

 クリントン氏は、黒人有権者の多い南部諸州で勝利し、黒人からの支持の高さをあらためて示した。民主党のみ同時実施された米領サモアの党員集会でも勝利した。(共同)

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