オンライン管理されているI-94

文/デビッド・シンデル(Text by David Sindell)

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皆さんの多くが既にご存知かと思いますが、外国人がアメリカへ入国する際、入国記録や滞在ステータス、滞在期間を記したI-94が必要となります。現在では全ての空路、航路において紙媒体によるI-94の発行が廃止され、全ての情報がオンライン上のI-94に直接記録されています。I-94を管理しているのはCBP (税関国境取締局)であり、I-94はCBPのホームページからパスポート番号など基本的な個人情報を入力することで確認することができます。

弊社では、ビザを使ってアメリカに入国される方々に対しては入国の度ごとにこのI-94情報(入国情報および出入国記録)を確認し、そのスクリーンショットを保管するように勧めています。

ただこのI-94ですが、記載情報に誤りがあることもあり、その場合は、CBPに直接訂正を求めるなど迅速な対応が必要となります。

また場合によっては、基本的な情報を入力しても”Not Found”ということで、記録そのものが見つからない場合があります。その際、下記の試みで対処できる場合があります。

①パスポート、ビザ、またはDS160フォーム内にある名前で入力してみる
②ファーストネームとミドルネームの両方をファーストネームとして入力してみる
③ファーストネームとラストネームを逆に入力してみる
④ァーストネームやラストネームが複数ある場合は、スペースなしで続けて入力してみる
⑤入国時のパスポートとDS160に記載していたパスポートの番号が異なる場合、DS160に記載している番号を入力してみる
⑥国によってはパスポート番号の始めにパスポートの発行年が付いていることがあるので、この年を外して入力してみる

なお、上記の#4に関連しますが、結婚されて苗字が変わった方で、Addendumには結婚後の名前が記されているパスポートを使ったのにもかかわらず、写真のページの名前が旧姓のままですと、その名前を基にI-94が管理される場合もあります。その場合は、旧姓で確認してみるのも良いでしょう。

以上、どうしても見つからない場合、また先述の通り記載情報に誤りがある場合は、直ちにCBPに連絡を取るようにしてください。そのためには入国ごとのI-94記載情報の確認がとても重要で、仮に確認を怠ることで、不運にも誤りに気づかないままアメリカに不法滞在をしていたという記録が残ってしまう可能性もあります。オンライン化という利便性がある反面、それら見落としの可能性もあり得る状況となっておりますので、特に注意が必要です。

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デビッド・シンデル (David Sindell)

デビッド・シンデル (David Sindell)

ライタープロフィール

NY州およびNJ州弁護士資格。外国法事務弁護士(外弁)として東京第2弁護士会所属。アメリカ移民法弁護士協会所属。日本語、フランス語に堪能。

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