第131回 洪水保険について

文/安岡忠展(Tadanobu Yasuoka)

 洪水なんて自分には関係のない話だと思われる人も多いでしょうが、実は洪水の被害はどこでも起こりえます。洪水の危険性が高い地域と可能性の低い地域がありますが、2013年の洪水クレームの25%は危険性の低いと言われる地域からのものでした(National Flood Insurance Program調べ)。4件に1件は危険性の低い地域から起こっているとなると、誰もが被害にあう可能性があるということです。

 洪水は川、海、池などの近くでのみ起こるわけではなく、どこにでも可能性があります。市街地でも排水口が詰まるだけでもすぐに水が溜まっていきます。普段雨の少ない地域では、少しの雨でもすぐに道路に水が溜まってしまうことも多く、逆に普段雨の多い所よりも危険性が高いとも言えます。

 山火事や森林伐採が原因で、雨水が山で吸収されずに低地に流れやすくなっています。昔は山で吸収されていた雨水が、そのまま流れてくるとすぐに水が溜まってしまいます。

 このようにどこでも危険性がありますので、洪水保険に加入して備えることは大変重要です。洪水保険では以下のようなものがカバーされます。
 
 建物の被害
 壁、床、カーペットの修理、張替え費用
 所有物の被害
 家具、家電、衣服、その他ガレージに保管している物など
 清掃費用
 清掃、殺菌にかかる費用
 
 水の被害は想像するよりも高額です。少しの水が入ってくるだけでも、床やカーペットは張替えが必要になり、内部に入った水を放置しておくと、カビが発生しさらに大きな被害に発展します。専門の業者に頼んで清掃するとなると費用もかさみます。

 洪水保険は地域によって料率が違います。地域によっては、洪水の可能性が高いためにローン会社が洪水保険の加入を義務付けている場合もあります。可能性の低い地域では保険料は大変格安で、年間に百ドル台でも加入可能です。

 家を所有している人だけでなく、レントしている人でも所有物を守るために洪水保険の加入は必要です。ビジネス用の洪水保険もあるので、オフィス、倉庫などを被害から守るためにも検討してみてください。

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安岡忠展 (Tadanobu Yasuoka)

ライタープロフィール

全ての保険を取り扱う総合保険代理店「ダイワ保険代理店」代表。顧客の保険代理人として「お客様にとってベストなプラン」を提供する。目標は「全ての保険を取り扱うことでお客様のニーズを把握し、生涯のパートナーとしてお付き合いいただくこと」。

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