自動車保険を扱う保険は多数あり、保険会社によって料金がすべて異なります。保険会社は、独自のターゲットとなる顧客層を選び、そのターゲット顧客ごとの料金を設定します。例えば、
● 優良ドライバー
● 事故・違反歴がある人
● 家と車の両方に保険加入できる人
● 子供がいる家族
● 特定の職種、グループ
優良ドライバーのみを獲得したい会社ですと、違反のある人には高額な料金設定、または引き受けを拒否することでコントロールします。よくある方法は、正規料金は高めに設定しておき、ターゲットとなる客層に割引を適用する方法です。優良運転者割引、ホームオーナー割引、複数保険加入割引、プロフェッショナルグループ割引、アソシエーション割引など、獲得したい客層にとって安くなるように割引を上手く利用します。
TV、ラジオ、紙面広告で、保険会社が他社と比較していかに自社が安いかを宣伝しています。あれは、自社が安くなる設定で見積もりをした場合です。どんな客層に対しても常に一番安い料金を出す保険会社は存在しません。他社との比較表を出している場合も、安くなる条件にわざわざ設定しているのです。
では、一般消費者はどの会社が自分に一番良い料金を提供しているのかがわかるのでしょうか? 実は、保険のエージェントも実際にデータを入力するまでは、どの会社が安くでるかわかりません。保険会社によって様々な割引があり、それを入力するかどうかによっても異なりますので、エージェントの入力方法によっても料金が変わるのです。
良いと思われる方法は、複数の保険会社を扱う代理店にどの会社が一番良い条件で出るかを算定してもらうことです。保険の料金は頻繁に改定されますので、定期的に見直しをすることもお勧めします。同時に、ほんの少しの料金の差で保険会社を頻繁に変更するのはお勧めしません。長期で加入することで割引を適用する会社もありますので、保険を変更する際にはくれぐれも慎重に行ってください。
保険は何かあった時に初めて役に立つものです。サービスも大変重要です。料金が安くてもサービスが悪いのであれば何の意味もありません。サービス内容に満足されているなら、少しの節約で変更するメリットはないと思います。
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