前を走っている車が跳ねた石が、車のフロントガラスに当たって傷がついた経験がある人も多いと思います。このような場合には、前を走っていた車には非がありません。残念ながら前の車の保険会社にも請求できません。不運だったと諦めるしかありません。
さて、では修理をする場合ですが、車輌保険を持っている人は自分の保険でガラスがどのようにカバーされるのかを確認してください。まずは傷の度合いによってRepair(修理)するのか、Replace(交換)するのかを決めます。
●Repair 窓ガラスに少しの傷が入っただけならば、ガラスごと交換しなくても修理をすることが可能です。傷の部分に液状の樹脂を流し込みます。固まった後に表面を加工すると、どこに傷があったか分からないくら綺麗に直ります。
●Replace 傷が大きすぎたり、大きくヒビが入ってしまったりした場合には修理不可能です。その場合は、ガラスごと交換することになります。
通常、車輌保険を使う際にはDeductible(免責)を負担しますが、窓ガラスについては例外を設けている保険プランがあります。Repairの際には免責を免除し、Replaceの場合には免責額を払って修理をするプランが主流です。保険会社によっては、Full Glass Coverageという保険があり、Replace時にも免責を免除して自己負担無しで修理ができるプランもあります。保険会社によって独自のプランがありますので、必ず確認してください。
気をつけてほしい点として、傷がついた場合には直ぐに修理をするようにするということです。傷を放置しておくと、そこから大きなひび割れが起こることがあります。道に穴があいていたり、段差がある所を走ったりした際に、衝撃によってヒビが入ります。ガラスに傷が入ったことでガラスの強度が弱くなり、少しの衝撃でもヒビが入ります。 修理だったら小額の費用で直せるところが、ヒビが入ることによって交換しなければならなくなります。傷が入った際にはまず保険会社に連絡し、保険の適用の有無に関係なく直ぐに修理することをお勧めします。ガラスにヒビがある状態で運転をすると警察に止められることもあります。
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