同じ州内で引越しをした場合には、保険会社に連絡をして新しい住所に変更してもらうだけで済みますが、他州に引越しをする場合には手続きが異なります。アメリカでは州ごとに保険の規定が異なり、同じ保険会社であっても州が変わると保険を書き換える必要があります。以下に注意点、確認すべき点を紹介しましょう。
●保険代理店(Agent/Broker)
現在の代理店が移転先の州での保険免許がないと保険を扱うことができません。移転前に代理店に問い合わせ、州免許がないようであれば新しい代理店を探すか、保険会社から直接加入することになります。
●保険会社
現在の保険会社が移転先の州でも販売しているかどうか確かめてください。販売しているとしても、州を移る場合には、新しい州で新規の保険に書き換えなければなりません。州によって規定が異なりますので必ず確認するようにしてください。
●保険カバー内容
州毎に保険の法律が異なります。対人・対物保険の最低リミット額は州によって異なります。現在低いリミットで加入している人は、移転先の州での最低リミットを確認するようにしてください。現在の州ではないような保険カバーが必要かもしれませんので、その点も確認するようにしましょう。例えば、カリフォルニア州では、Personal Injury Protectionが必要ではないですが、他州では必要な州もあります。
移転先の州で保険が確保できたら、今までの保険を解約することもお忘れなく。同じ保険会社で書き換えたとしても、自動的に古い保険が解約となりませんので注意が必要です。保険の書き換えに時間がかかるかもしれないので、移転が決まったらできるだけ早く保険代理店/保険会社に通知をすることをお勧めします。
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