アリゾナの州都フェニックスは、国立公園グランドキャニオンや、人気の観光地セドナへ行く「玄関口」だ。空港の中にある便利なレンタカーオフィスから、車を借りて、一直線に目的地へ。フェニックスは素通りしてしまう人が多いのだが…。
実はいま、フェニックスがおもしろい。食通が注目する「Foodie Town」として急成長している。
アリゾナは、知る人ぞ知る「農業州」だ。年間を通じて温暖なため、カリフォルニアなどほかの州よりも、農産物を収穫できる期間が長い。エアルーム・トマトやフィンガーリング・ポテトなど、全米各地のレストランやスーパーマーケットで見かけるそれらは、ほとんどアリゾナで収穫されたものだ。
だからフェニックスのレストランでは、「地産地消」がやりやすい。最近は「White Sonora Wheat」という地場の小麦が見直され、美味しい手づくりのパン屋も増えている。
全米のほかの都市と同様、ダウンタウンには若者が戻ってきた。ライトレイルが開通し、ロサンゼルスなんかより便利なぐらいだ。
フェニックスから広がるソノラ砂漠(Sonoran Desert)は、アメリカの砂漠としてはもっとも緑が多く、生態系も多様だ。ハイキングや熱 気球で満喫できる。秋から冬にかけてのホリデーシーズンは、「砂漠のイルミネーション」のイベントも盛り上がる。
近隣のメサやスコッツデールとあわせて、フェニックスのおすすめスポットを紹介する。
取材協力/Special thanks to Visit Phoenix
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