遊ぶ PLAY
Hot Air Expeditions
www.hotairexpeditions.com
フェニックス近郊の空には、日の出とともに熱気球がポンポンあがる。
「Hot Air Expeditions」社で、ソノラ砂漠の上空を舞う約1時間の熱気球ツアーに参加した。出発時は風速5マイル。最速で28マイル出た。移動距離は約12マイル。スムーズで快適なライドだった。
パイロットのマイキーさんは、年間350フライトをこなすベテランだ。亡くなった弟の夢を継いでパイロットになったという。
熱気球はプロポーズの場所として人気があるが、「一度だけ、ノーと言った女性がいたね」とマイキーさん。はるか上空で男性が指輪を取り出しプロポーズしたら、女性は「前にも言ったはず。なんでこんなことするのよ?」と、大げんかに。男性も怒って、指輪を空から投げ捨てたそうだ。
熱気球は重さが600パウンドもある。ナイロン生地をつなぎあわせた布に向かって炎をシュートし、命を吹き込む。終わると生地を手でたたむ。クルーは大変な力仕事だ。
Phoenix Mountains Preserve
www.visitphoenix.com/listing/phoenix-mountains-preserve/3764/
フェニックスの街の中にあり、ハイキングやトレイルラン、マウンテンバイクなどが楽しめる。ソノラ砂漠だけに生息するユニークな姿形のサボテン、「サワロ」(saguaro)が観察できる。
TopGolf Gilbert
1689 South Santan Village Parkway, Gilbert, AZ
www.topgolf.com/us/gilbert/
アリゾナといえばゴルフ、というイメージがあるが、近年はアメリカでもゴルフの人気は落ち込み気味だ。若い世代にゴルフをもっと身近に感じてもらおうという試みが、各地で行われている。
「TopGolf」が、その成功例のひとつ。いわゆる「打ちっぱなし」を、スポーツバーのような環境で、かつゲーム感覚で楽しめる施設だ。カラオケボックスやボウリング場に似たコンセプト。時間制で、グループでブースを貸し切って、コンピュータ画面でスコアを競い合う。食べながら飲みながら、テレビを見ながら、ゴルフもして遊ぶ。クラブはそろっているし、希望すればレッスンも受けられる。
全米に約20カ所ある。ここギルバートは、有名な「スーパースティション・マウンテン」を望むロケーション。
Roosevelt Row Arts District
www.rooseveltrow.org
フェニックス・ダウンタウンの北端にある「ルーズベルト・ロウ」には、ミューラル(壁画)が集中する。地元の人は愛情を込めて「ローロー」(Ro-Ro)と呼ぶ。
アメリカの都市では最近、「サード・プレイス」というコンセプトが盛んに語られる。ファースト・プレイスは自宅、セカンドが仕事場、サードがコミュニティー。この3つを構築することで、アーバン・ライフスタイルが成り立つという考えだ。ローローも、サード・プレイスとなるべく再開発された。
ギャラリーやブティック、レストランの屋内外にミューラルがあり、歩道と車道の間のスペースを使った緑化の試み「パークレッツ」も見られる。
Desert Botanical Garden
1201 North Galvin Parkway, Phoenix, AZ
www.dbg.org
世界有数の「砂漠の植物園」。クリスマスが近づくと、夜のイルミネーション「Las Noches de las Luminarias」が開催される。アリゾナで最も人気のあるホリデーシーズンのイベントのひとつ。園内に8000以上のライトが灯り、サボテンなどが幻想的に闇に浮かび上がる。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします