健康な体を手に入れる
快適習慣始めよう
- 2019年4月1日
- 2019年4月号掲載
睡眠
睡眠は、生活リズムを整えるうえで何よりも重要な行為だ。睡眠を取らなければ副交感神経が働かず、自律神経のバランスが崩れて体の健康を維持できなくなってしまう。
必要な睡眠時間は人によって異なるが、一般的には6〜8時間がベスト。これよりも短いと体のメンテナンスが十分にできず、逆に長すぎると、長時間同じ体勢でいることにより血行が悪くなる。特に睡眠を取ってほしいのは、22時〜翌2時の間。この時間はゴールデンタイムといわれており、心身ともに休んで効果的なメンテナンスを促す成長ホルモンの分泌が盛んになる。また、眠り始めは、肩や腰に負担がかからず寝返りも打ちやすい、仰向けの姿勢がもっとも健康的とされている。
朝起きた時に必ずやってほしいのが、「太陽を浴びる」こと。起きてすぐに太陽を浴びて、朝が来たことを自分に認識させることで、生活リズムを整えることができる。深呼吸をしたりストレッチをしたりすると、血流が良くなるのでさらにおすすめ。また、レモンのエッセンシャルオイルなどを嗅いでシャキッとするのも良い。
仕事を効率良く進めるには、10〜15分の昼寝もおすすめだ。寝る前にコーヒーを飲むと、20分後くらいにカフェインが効いてきてすっきりと目覚められる。
睡眠の質を上げるポイント
入眠儀式を作る
体を眠りモードに導くために、「これをしたら寝る時間」と自分に認識させるための決まりごとを作ると良い。たとえば、パジャマに着替えることもその一つ。脳に就寝時間であることを認識させるとともに、リラックスした服装は深い眠りへと導き、血行も促進される。そのほか、入浴やストレッチ、アロマオイルを置くなども、儀式としておすすめ。
食事は寝る4時間前までに
食事を取った後、胃の中では消化活動が始まる。寝るまでに消化活動が終わらないと、胃の働きが眠りの妨げになってしまう。なるべく寝る4時間前までには食事を済ませておくと良いだろう。
自分に合った枕を使う
良質な睡眠を得るには、枕選びも大事。首の長さや心地良い高さ、硬さなど、自分に合った枕を使うと首や肩への負担を軽減でき、寝返りもスムーズに打てる。
睡眠前の2時間はPC、スマホなどを見ない
パソコンやスマートフォン、テレビなどからは電磁波が発せられており、これらは睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制してしまう。できれば就寝の2時間前には使用するのをやめよう。また、スマートフォンを枕の横に置くのもおすすめしない。
電気は真っ暗に
少しでも明かりがあると、脳が夜と認識せず、メラトニンの分泌が減ってしまう。できれば真っ暗にして寝よう。
寝る前に笑う
布団に入って「いざ寝よう」というタイミングで、ニコッとほほえんでみよう。口角を上げて笑うことによって脳が幸せを感じ、快眠や幸せな夢につながる。
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