英語で「考えておくよ」を自然に言う
- 2018年10月11日
返事や決断をする際、すぐに即決できない場合や検討したい時に「考えておきます!」と、とりあえず返事をすることは誰にでもよくあることだと思いますが、そんな時は英語でどのように表現していますか?今回は、日常会話でもビジネスシーンでも使えるナチュラルな「考えておきます」を4つご紹介します。
1) Think about _____
→「〜について考える」
相手の提案や誘いに対して「考えておくよ」と言う時に使う定番のフレーズが、「I’ll think about it.」でしょう。実際にじっくりと考えてから決める意味合いもあれば、はっきりと「No」を言いたくない・避けたい状況で使われる場合もありますが、個人的な経験から言うと、日常会話で使われる「I’ll think about it」は、「No」の遠回しな返事として使われる傾向があるように感じます。
✔︎フォーマルとカジュアルな場面の両方で使うことができる。
・Adam told me that he’ll think about it but I’m positive he’s not going to go.(アダムは考えておくって言ってたけど、絶対に行かないだろうな。)
・I might be interested in that offer. Let me think about it.(そのオファーに興味があるかも。ちょっと考えさせて。)
2) Give something some thought
→「〜についてよく考える」
この表現は、「I’ll think about it」と似た意味合いを持ち、判断をする前や行動に出る前に色々と考慮することを意味します。「I’ll think about it」よりも慎重に考える響きがあり、即答できない・したくない場合に使われる傾向があります。ビジネスの場では、「検討します」の意味合いとしても使われます。
✔︎一般的に、友達とのカジュアルな会話では「I’ll think about it」、大事な決断をするときは「I’ll give it some thought」が使われる。
✔︎「Let me give it some thought」と表現することもできる。
・I really think you should give it some thought. It’s a great opportunity for you.(この件についてよく考えた方がいいと思うわ。あなたにとってとても良い機会よ。)
・I can’t give you an answer right now. Let me give it some thought.(今すぐ返事ではきないので、少し考えさせてください。)
3) Think something through
→「〜についてじっくりと考える」
物事をじっくりと考えてから決断を下す場合によく使われる表現です。その判断をすることによって生じる、メリットやデメリット、結果や問題点など、あらゆる可能性を徹底的に考慮することを意味し、Give it some thoughtよりも深く考えるニュアンスがあります。
✔︎「Think ______ through」または「Think through _____」と表現する
・Let’s think through all the pros and cons.(全ての長所と短所についてじっくりと考えましょう。)
・After thinking it through, I’ve decided to accept a position at that company.(熟考の末、あの会社のオファーを受けることにしました。)
4) Sleep on it
→「〜について一晩よく考える」
この表現は、何か重大な決断をする時や問題が発生した際、その場で適切な判断や解決策が思い浮かばず、「今すぐではなく、落ち着いてよく考えたい」という意味合いで使われる表現です。即断即決や即答を避けたい時に使われることが多く、それ程重要でない決め事でも、翌日に返事をしたいと間接的に伝える役割も果たします。
✔︎ここで使われるItは決断事や問題を指し、日常会話ではSleep on itのパターンで使われる。
・Sleep on it and let me know tomorrow.(一晩考えて、明日返事をください。)
・I’ll sleep on it and get back to you tomorrow morning.(一晩考えて、明日の朝連絡します。)
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