オランダ女王が退位表明 19世紀以来の男性国王へ

 【共同】オランダのベアトリックス女王(74)は28日、国営テレビを通じて演説し、4月30日に退位して王位をウィレム・アレクサンダー皇太子(45)に譲渡すると表明した。

 オランダでは1890年の国王ウィレム3世の死去後、3代にわたり女王の治世が続いており、男性国王の誕生は19世紀以来となる。

 ベアトリックス女王は1980年に母親のユリアナ女王から王位を譲渡され、33年にわたり在位。演説では、公務が負担になっていることを認め「オランダに対する責任を新たな世代に委ねることが必要だ」と表明した。

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