モバイル配車サービス最大手の米ウーバー・テクノロジーズは、長距離運送トラック業界に進出する。
ロイター通信によると、ウーバーが8月に買収した自動運転トラック開発の新興企業オットー(Otto、サンフランシスコ)は、保有するトラックを6台から約15台に増やし、独立系のトラック運送業者と提携する計画だ。
オットーの共同創業者であるリオール・ロン氏は、オットーのブランド名を冠したトラックや、同社の技術を採用したトラックが2017年から倉庫や店舗に貨物を輸送することになる、と話した。
ウーバーは、荷主や運送業者、個人営業のトラック運転手への売り込みをすでに始めている。自動運転技術をトラックに搭載するというオットーの当初目標を大幅に上回る規模の事業で、陸送運送会社との競合が予想される。
ウーバーは最終的には、7000億ドルという巨大な市場規模を誇りながら利益率が低いことで知られるトラック運送業界の革新を視野に、ブローカーである第三者ロジスティクス(3PL)大手のC.H.ロビンソンや無数の家族経営運送事業者に挑むことになる。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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