ウォーレン・バフェットが身体装着技術に投資した理由 〜古典的商売との融合

 世界で3番目の大富豪である著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、技術会社への投資に非常に慎重な姿勢で知られる。
 
 創業106年のIBMにバフェット氏が最初に投資したのは、わずか6年前のことで、アップルに投資したのは2016年が初めてだ。
 
 そんなバフェット氏は最近、身体装着端末業界に投資した。その理由はしかし、身体装着端末が注目される有望分野だからではない。
 
 アントレプレナー誌によると、バフェット氏が所有する投資大手バークシャー・ハサウェイ(Berkshire Hathaway)傘下の宝石生産業者リッチライン・グループ(Richline Group)は、エラ(Ela=Elegant Lifestyle Accessories)と名付けられたスマート宝石群を発売する。
 
 カスタマイズ可能のエラは、たとえば、装着者があらかじめ指定した相手からの電話やテキスト・メッセージが届いた際に通知する。
 
 バフェット氏はリッチラインへの投資について、「宝石販売は年百年も前からある商売で、どこかに消えてなくなる業界ではない」「したがって、安全な投資だ」とCNBCの取材に答えた。
 
 「技術を加えることは、誰もがよく知る既存のものを現代に適合させるということだ」。
 
 バフェット氏の投資術を学びたいと思うなら、100年の歴史がある業界のなかから革新を現在迎えている分野に着眼することも一つの手段だ。
 
 【https://www.entrepreneur.com/article/289057?utm_source=google-news&utm_medium=syndication&utm_campaign=google-editors-pick&google_editors_picks=true】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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