ドロップボックス、企業市場に転換

 ドロップボックス(DropBox)はこれまで、個人のスマートフォン利用者向けにクラウド・ストレージ・サービスを売り込んできたが、企業各社のIT管理部向けに販促先を軌道修正した。

 従業員所有のスマートフォンやタブレットが業務に使われる昨今、企業サーバーから繊細情報が漏洩しないようモバイル管理を強化したい企業需要の取り込みを狙った動きと言える。

 モバイル利用者向けクラウド・ストレージ・サービスで台頭した同社のサービス利用者人口は、2012年11月に世界で1億人を突破。同サービスはまた、フォーチュン500社の95%で少なくとも一人が使っているほど浸透している。

 レジスター紙によると、同社はこのほど、「ドロップボックス・フォー・チームス(Dropbox for Teams)」と銘打って、中小企業向けにクラウド・ストレージ・サービス商品を販促する戦略を打ち出した。

 ドロップボックス・フォー・チームスは、ドロップボックスのサーバーを介して書類やデータを企業内で共有できるようにするもの。利用者数が5人の場合の年間利用料は795ドルで、利用者が一人増えるごとに年間125ドルが加算される。

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