サムスンとエクストリーム・パワーが受注

 サムスンSDIとエクストリーム・パワー(Xtreme Power)は、電力協同組合の電気技術商用化センター(CCET=Center for the Commercialization of Electric Technologies)が手がける風力発電を活用したスマート・グリッド実演プロジェクトで、リチウムイオン電池を使った1メガワット規模の蓄電システムの供給会社に選ばれた。

 エネルギー・マネージャー・トゥデイ誌によると、この蓄電システムは、テキサス州ルボックのリース・テクノロジー・センターに設置され、風力発電の実演プロジェクトと連動する。発電量の変動に対応し、発電されていない間に周波数サポートを提供するのが目的。

 サムスンSDIとエクストリーム・パワーは、サムスンのマンガン酸リチウム電池とエクストリームの制御技術を融合させることで提携を発表している。その提携関係を通じての受注は今回が初めて。

 CCETは、テキサス州オースティンを拠点とする非営利組織で、電力業界の企業と大学、研究機関との共同研究を支援する活動を行っている。新しい技術の研究開発と商用化を通じてテキサス州の送電システムを進歩させることが狙い。

 今回の実演プロジェクトは、CCETの提携組織と米エネルギー省からの提供資金で賄われており、運営はCCETが担当している。

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