日本クラブ 「吉祥を愛でる スーザン・トスク コレクション」ウェブ展覧会開催

1. Cloisonne enamel vase in double-gourd form by Hayashi of Nagoya, Meiji period

なかなか終息しないCOVID-19の状況下、多くの人々に幸福を招くような縁起の良い日本の美術を楽しんでもらいたいとの想いで、日本クラブは11月から日本美術コレクションのウェブ展覧会を実施する。

日本の縁起にはさまざまな要素(安寧長寿、夫婦円満、招福祈願、五穀豊穣、大漁祈願、無病息災、子孫繁栄、厄徐など)がある。中国から来たもの、言葉の語呂や当て字から神話や民間伝承を元に成り立つものもあり、日本で育った人々には当たり前でもほかの文化圏の人々には意味が不明なものも多々ある。本展では、子供や日本文化圏以外の人にも分かりやすく説明する。

日本クラブの長年の会員で日本美術収集家であるスーザン・トスク氏の莫大なコレクションから、江戸、明治、昭和時代の長寿のシンボルの鶴亀、福をもたらす七福神、宝船、富士山から瓢箪、鯛、海老、ダルマまでおめでたい意匠が盛り込まれた至宝約40点を一挙に公開。この中には進物や慶弔時に使われた袱紗も加えられており、蓑亀、蝙蝠、西王母、折り鶴、孔雀などの各題材の意味を紐解く。

また近代日本で宮中の晩餐会や結婚式の引き出物の一つとなったボンボニエール(元はフランスやイタリアの菓子器で、bonbonière、bonboniera)と呼ばれる銀の小箱のグループも紹介。袱紗、帯などを含む日本の染色工芸、愛らしいボンボニエールの収集はトスク氏の若い頃からの情熱でもあった。アメリカ、日本、ヨーロッパと世界中から手元に集め深い知識を得た。

このコレクション以外にも現代にも使われる吉祥のデザイン(麻の葉、市松、七宝、亀甲、唐草、青海波、波千鳥、矢絣、籠目)や、めでたい食べ物、芸能など、ランダムに選んだ日本のローカルな縁起ものも紹介する。

3. Pair of cloisonne enamel vases by Goto of Nagoya with Mt. Fuji and Gods of Good Fortune; Meiji period

吉祥を愛でる スーザン・トスク コレクション
■会期:2020年11月12日(木)〜12月30日(水)
■場所:日本クラブWEBギャラリー
■URL:https://nippongallery.nipponclub.org/
■問い合わせ:gallery@nipponclub.org

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