FCV開発コストが低下〜トヨタ、約5万ドルに
- 2013年5月14日
- 自動車関連
トヨタ自動車が2015年の投入を計画する水素燃料電池車(FCV)の開発コストが低下していることが分かった。
オートモーティブ・ニューズによると、トヨタが02年から大学や電力会社に供給している「ハイランダー」ベースのFCVは当初、1台当たりの開発費が100万ドルに上っていた。しかし、米国トヨタ自販で戦略企画を指揮するクリス・ホステッター氏によると、現在では約5万ドルまでに低下し、メーカー希望小売り価格は10万ドルを下回る水準になっている。
一方、ホンダが08年からリースしているFCV「FCXクラリティ」は生産コストが約100万ドルだが、同社も技術改良などを通じてコストの引き下げに努めている。
ホステッター氏によると、トヨタが生産を計画しているFCVは、東京自動車ショーで公開されたコンセプト・ハッチバック「FCV-R」と酷似する、「プリウス」ばりの輪郭とサイズになる。
トヨタが100台供給している現行のプロトタイプは、航続距離が440マイルとなっている。
トヨタは、カリフォルニア大気資源委員会(CARB)の義務付け対象である各州でFCVを販売する計画だ。現時点で燃料補給設備が備えられているのは、カリフォルニアとニューヨークの2州のみとなっている。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ