国際基準で検証期待 被災地の除染対策
- 2013年5月20日
- 日本発ニュース
【共同】東京電力福島第1原発事故を受けた福島県との除染協力で、地元住民らが国際原子力機関(IAEA)に期待するのは、世界の知見に基づいた助言のほか、「国際的な基準を導入し、これまでの対策が正しいのかどうか検証する」(外交筋)ことだ。
原発事故の被災地では被ばくに対する住民の不安や、農作物などへの風評被害は収まらず、政府や東電に対する住民の不信感は根強い。
7月に福島を訪問するIAEAの専門家らには、チェルノブイリ原発事故の除染などの知識を持つ国際的な専門家も同行。市町村が中心となって除染を進める地域を支援する。福島県は仮置き場に保管する汚染土壌などの廃棄物の安全な管理方法についても助言を得たい意向だ。
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