イスラエル入植に懸念 国連総長パレスチナ訪問

 【共同】国連の潘基文事務総長は15日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラを訪問し、自治政府のアッバス議長と会談した。潘氏は共同記者会見で、イスラエルによるユダヤ人入植活動について「(イスラエルと将来のパレスチナ国家による)2国家共存を不可能にする」などと述べ、懸念を表明した。パレスチナなどのメディアが報じた。

 イスラエルとパレスチナは7月末、約3年ぶりに和平交渉を再開。14日にエルサレムで本格協議入りした。しかし入植活動をめぐり双方が対立を深め、交渉が暗礁に乗り上げることを危ぶむ声も出ている。

 入植活動は国際法に違反するとされるが、イスラエルは大規模入植地群などで住宅増設を継続する姿勢を見せている。アッバス氏は会見で、入植活動の凍結をあらためて求めた。

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