日航、エアバス56機購入へ 最新鋭、19年から就航

 【共同】日本航空は7日、欧州の航空機大手エアバスが開発中の最新鋭機「エアバスA350」56機を購入する契約を結んだ。日航は国際線を中心に運航しているボーイング777の後継機と位置付け、2019年に運航を開始する計画だ。日航のエアバス機購入は経営統合前の旧日本エアシステム(JAS)を除き初めてとなる。

 A350は、トラブルが相次いだボーイング787の競合機とされる。787の開発には多くの日本企業が参加しており、競合機の大量導入を決めた日航に米国が反発するのは必至だ。

 日航が購入契約を結んだ56機のうち正式契約はA350-900(314席)18機とA350-1000(350席)13機の計31機で、購入費用は約9500億円。残りの25機の契約はキャンセル可能の条項などが付いているオプション契約で、機種も未定。

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