「心臓部」波及に衝撃 治安政策見直し要求も

 【共同】近年、中国新疆ウイグル自治区で頻発するウイグル族による暴力事件が、中国政治の心臓部である首都、北京に波及したことで当局者らの間に衝撃が広がっている。政府は国防費を上回る巨額の治安維持費を投入し続けているが、社会の不安定化は深刻さを増しており、力に頼る治安政策の見直しを求める声が強まりそうだ。

 2009年7月、同自治区ウルムチ市では漢族ら約200人が死亡したウイグル族の大規模暴動が発生。漢族とウイグル族の民族対立が鮮明になった。

 中国当局は暴動後、少数民族の不満解消に向け経済面で優遇する一方、ウイグル族の居住地に武装警察を大規模に配置。日常行動を監視し、イスラム教徒のウイグル族の女性が着用するスカーフを「防犯目的」を理由に禁じるなど引き締めを強化した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る