広東省当局が記者証はく奪 誤報認めた新快報記者

 【共同】省内のメディアを管理する中国広東省新聞出版ラジオ映画テレビ局は10月31日、中国企業の不正疑惑を報じて公安当局に拘束された後、虚偽の報道をしたと認めた同省の地元紙「新快報」の陳永洲記者について、記者証を取り消すことを決めた。新華社電(電子版)が伝えた。

 新快報を傘下に収めるメディアグループに対し、新快報の関係者の責任を追及し、同紙上層部の「(人事の)調整」を行うことも求めた。

 陳記者は、中国企業の不正疑惑を報道後、企業側から告訴され、18日に公安当局に連行された。新快報は当初、1面で陳記者の釈放を求めたが、国営メディアは26日、陳記者が金銭を受け取って虚偽報道を行ったと認めたと伝えた。新快報は謝罪記事を掲載し、釈放要求を撤回。陳記者は30日、商業的信用を毀損した容疑で逮捕された。

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