GE、車両運行管理ツールを導入 〜 80万台のデータに照らして同時管理

 ゼネラル・エレクトリック(GE)傘下のGEキャピタル・フリート・サービシズ(GE Capital Fleet Services)は、車両運行管理の分析ツールを導入した。

 エンバイロメンタル・リーダー誌によると、同ツールは同社の戦略コンサルティング・サービシズ部門が提供するもので、利用者は車両運行のデータをリアルタイムで把握して、正しいサイズの車両を使用するといった最適化を図ることができる。

 戦略コンサルティング・サービシズ部門は、過去5年間でGE顧客の車両運行コスト計16億ドルの節約機会を特定してきた実績がある。

 同ツールは、GEのデータ・ウェアハウスに蓄積された情報と連動し、80万台以上に上る車両の保守管理や燃費、事故情報に基づいて指標を測定する。利用者は、同規模の他社の車両運行状況と自社のパフォーマンスを比較したり、運行サイクルの各段階での指標を比較したりすることができる。

 その比較結果に基づいて、利用者は、40種類のコスト削減や効率化の方策を数量化して、優先順位を付けられるようになる。

 同社によると、車両のサイズを貨物に合わせて調整することが、パフォーマンスを向上させる最もコスト効果の高い方法だという。同ツールを使用して貨物に適した車両サイズを特定できるようになるため、燃費と車両再販価格の両方を改善できる。

 それらの貨物輸送の合理化を通じて、生産性と安全性の向上、総保有コストと環境影響の削減が達成できる、とGEは説明している。

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