シアーズのシカゴ旗艦店、4月に閉鎖
- 2014年1月23日
- 米国ビジネス
シアーズ・ホールディングスは22日、シカゴの繁華街ループ地区にあるシアーズ旗艦店を4月に閉店すると発表した。
シカゴ・トリビューンによると、旗艦店では今月26日に閉店セールが行われる。広報担当者はeメールで「開店以来の赤字が数百万ドルに上り、これ以上営業損失を支えきれなくなった」と説明した。
同店で働く時間給が中心の約160人には、退職金のほかシアーズの他店か系列のKマートの社員募集に応募する機会が与えられる。
シアーズでは現在、エドワード・ランパート最高経営責任者(CEO)が資産削減や店舗売却、小規模店のスピンオフ(分離独立)による経営再建を進めている。
ランパートCEOは、売り場面積や店舗数を減らした方がサービスを向上できるという立場で、メイシーズやターゲット、JCペニーなど他社でも同様の動きがあると話している。
シアーズは2013年、衣料品ブランドの「ランズエンド(Lands’ End)」と自動車整備サービス部門の分離計画を発表した。後者は国内700カ所以上に拠点がある。05年にはランパート氏の主導でKマートを傘下に収めたものの、シアーズの売上高は同年以降減り続けている。
シカゴ・ループ企業連合のマイケル・エドワーズ事務局長は「シアーズ旗艦店を失うのは残念だが、建物にはすぐほかの小売業者が入居すると思う」と話した。
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