オランド大統領「信頼は回復」 オバマ氏、関係改善に弾み

 【共同】訪米中のフランスのオランド大統領は11日、ホワイトハウスでオバマ大統領と会談後、共同記者会見に臨み、米情報機関による外国要人の盗聴疑惑発覚後、両首脳間で問題点をめぐり協議した結果、「相互信頼は回復した」と強調した。
 米国家安全保障局(NSA)による情報収集活動に強く反発した欧州各国との関係改善を目指すオバマ氏にとって、オランド氏の発言は弾みとなった。
 オバマ氏はまた、米英関係を優先しているとのフランス国内の懸念を念頭に、英国を含めて「相互にスパイをしない取り決めを結んでいる国はない」と明言した。ただ、米英などアングロサクソン系5カ国は「ファイブ・アイズ」と呼ばれる国際通信盗聴網を構築し、相互の盗聴を原則として禁止する秘密協定を結んでいるとされている。

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