自動車のリコールが増加〜販売量の拡大、技術の高度化で

 自動車のモデルが増え、技術が複雑になり、当局が検査を強化したことで2013年はリコール(回収・無償修理)の台数が増えたことが、金融コンサルタント会社スタウト・リシウス・ロス(SRR、イリノイ州)の調査で分かった。

 ブルームバーグ・ニュースによると、SRRが自動車メーカーと運輸省道路交通安全局(NHTSA)のデータを分析した結果、13年のリコール台数は計1000万台を突破し、09年以来で最高を記録した。

 フォードとGMは14年、北米で計30の新型および改良モデルを発売する。SRRのニール・スタインカンプ取締役は、販売量が拡大すればそれだけ品質問題も増えると話した。

 SRR調査によると、メーカーは車両の生産を開始した年に平均で全体の約54%をリコールしている。生産初年のリコール率が最も高いのは現代自の67%で、最低はトヨタの42%だった。

 NHTSAは現在、イグニッション・スイッチの不具合によるゼネラル・モーターズ(GM)の160万台に上るリコールについて調査を進めている。衝突事故による13人の死者が報告されているこの問題の調査の焦点は、GMが05〜07年型「シボレー・コバルト」など計8車種のリコールに踏み切るまで数年を要した理由だ。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る