テスラ事業への投資額は未定〜パナ、コスト削減目標が不明と

 パナソニックは、電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズが米国内で建設を計画するリチウムイオン電池工場への投資規模について、事業のコスト削減目標が不透明なため依然として社内で議論が続いていることを明らかにした。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、パナソニックは既に、50億ドルの巨大工場(ギガファクトリー)建設でテスラと趣意書を交わしているものの、幹部の一部にはプラズマ・テレビや電池事業への投資が失敗した記憶が強く残っているという。

 パナソニックの伊藤好生(いとう・よしお)専務はこのほど記者団に対し、「30%(のコスト削減)が視野に入っているかと聞かれれば、まだだと答える。それほど簡単ではない」と語った。

 テスラが将来、充電1回の走行距離が200マイルのEVを最低3万5000ドルで販売するには、現在「モデルS」セダンに搭載している電池パックのコストを30%以上削る必要がある。テスラのJB・ストローベル最高技術責任者は、物流や原材料コストの縮小を通じて削減努力は軌道に乗っていると説明した。

 テスラは17年の新型車生産へ向け、アリゾナ、ネバダ、ニューメキシコ、テキサス、カリフォルニアの各州から2地域を選んで新工場(1000万平方フィート)を着工し、最終的に1カ所を使う計画だ。

 ストローベルCTOは、1カ所目の着工を数週間後に控えていることを明らかにした上で、パナソニックの投資額が決まっていないことへの懸念はないと述べた。

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