HP、ITサービス管理ソリューションを投入 〜 データ管理や調達を合理化

 ヒューレット・パッカード(HP=Hewlett-Packard)は、顧客のIT生態系で生成される大規模データ(big data)を活用するサービス管理製品群を市場投入した。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、新製品の一つであるサース(SaaS=Software-as-a-Service)のサービス・エニウェア(Service Anywhere)は、ソーシャル・メディアや機械データを含む複数のデータ源からデータを集約し、IT運用の自動化と遂行、保証を実現する。

 サービス・エニウェアには、オートノミーIDOL(Autonomy Intelligent Data Operating Layer)や、リアルタイム解析プラットフォーム「ヴァーティカ(Vertica)」が含まれる。

 企業はサービス・エニウェアを利用することによって、大規模データ解析や脈絡認識に「積極的に」対応できるほか、ITサービス要請を絞り込み、重要かつ緊急を要する案件にIT担当者が集中できるようになる。

 一方、同じく新製品の一つであるプロペル(Propel)は、エンタープライズ・サービス・カタログ構築用ソリューションで、ITサービス調達を合理化を支援する。

 中央サービス・カタログと、それらのサービス利用に関する情報を提供することで、同じ部門内で各担当部署がITサービスを個別に調達するといった事態を回避し、ITサービスを効率的にまとめて購入できるようにする。

 HPソフトウェア(HP Software)のサービス・ポートフォリオ管理担当トニー・サンプスター部長は、プロペル・カタログについて、「社内市場(いちば)であり、見た目はアマゾン(Amazon)や消費者向け製品販売(のオンライン・ストアー)のようなもの」「企業やブランド、サブブランドによって構成可能」と説明している。

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