米石油生産の柱はNDとTX〜メキシコ湾と合わせて全米の2/3

 米国の石油生産量が、800万バレル/日(bpd)超と過去数十年間で最高に拡大している。

 オイルプライス・コムによると、過去数年間に産油量が最も増えたのはノースダコタのバッケン油田とテキサスのイーグル・フォード油田で、ノースダコタの生産量は5年前の20万bpd以下から14年4月には100万bpd以上に拡大した。

 テキサスは米国の石油生産では常に大きな役割を果たしてきたが、イーグル・フォードやパーミアン油田などの生産増によって、州全体の生産量は09年の100万bpd強から14年3月には290万bpdまで増え、今や全米生産量の3分の1を超えている。残りはほとんどがメキシコ湾の米国水域で生産されており、全米の16%以上に当たる130万bpd。ノースダコタ、テキサス、メキシコ湾を合わせると全米生産量の3分の2を占める。

 一方、長年石油の主要生産地だったアラスカは、1990年代初頭には200万bpdを超えた生産量が、現在は53万bpdとテキサスの5分の1以下に減少した。環境保護の印象が強いカリフォルニアの方が56万bpdとアラスカより多く、州としては生産量第3位だが、こちらも1980年代の100万bpd強からは減少している。

 今後も予想外の展開がない限り、テキサス、ノースダコタ、メキシコ湾が米国の主要石油産地という状況が続くとみられる。

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